連休でフラッシュクラッシュ警戒、「5月1日要注意説」も

日本の10連休中に外国為替市場で相場が一瞬で急激に動く「フラッシュクラッシュ」が起きるのではないか、と世界各地の投資家が警戒感を強めています。
市場参加者が減って流動性が細った際に、フラッシュクラッシュが発生しやすいとロイターは警鐘しています。

新天皇即位の祝日などが追加されたため、日本では4月29日から5月6日まで市場は休みとなる。
そこでロイターが複数の資金運用担当者やアナリストに取材したところでは、賢明な投資家は円のポジションを減らしたり、外為取引のヘッジを拡大するなどさまざまな備えを進めている。
また全体として規模が大きく、一斉に動く傾向から市場を混乱させることがある日本の個人投資家のポジションを、注視する向きもある。

ウェストパックの通貨ストラテジスト、ショーン・キャロー氏は「間もなく日本の外為市場の流動性がなくなる事態は、企業にとって危険をもたらす半面、恐らく投機筋にはチャンスとなる」と指摘。
今年は既に2回、日本の休場時に投資家がフラッシュクラッシュに見舞われた。
最初は正月休み中で、安全資産とされる円が高騰し、リスク志向に左右されやすいいくつかの通貨が急落。
さらに2月にもスイスフランが乱高下した。

ブローカーのXMの投資アナリスト、Marios Hadjikyriacos氏は「来週のほぼ半ばの5月1日を特に注意したい」と話す。
日本と中国が休みになるほか、欧州の大半もレーバーデーで市場が閉まるからだ。
同氏によると、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前に米国のトレーダーが取引を開始するまで、流動性は極めて乏しくなる見通し。
4月30─5月1日のFOMC自体も、薄商いの中では大きなリスクになりかねない。

中国は4月30日と5月2日に重要な指標を発表し、米中貿易協議も来週再開する。
トレーダーが心配するのは、何か悪いニュースが出て、リスク資産投資の資金調達のために売り持ちにされている円の買い戻し、つまりキャリートレードの解消を引き起こすことだ。
1月に起きたのはまさにこの動きで、ドル/円が瞬間的に4円ほど円高に振れた。

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