地名が表す危険エリア

地名に『砂』とつくのは海辺に近い軟弱な低地であることを示し、『浜』も同様。
『谷』は水で刻まれた谷を意味し、集中豪雨時に水が集まる。
『窪』『久保』は窪地の意。
『池』がつくのは低地で、『落合』は2つの川が合流する所につけられ、その周辺で最も低いことを意味する。『池尻』は、池から水が流れ出た先の最も低い地点につけられる地名です。
江東区の『大島』や『越中島』などの“島地名”も低い地域を指します。
『亀』がつく地名は危険エリアで、亀戸は昔、海の中の孤島で、その島の形が亀に似ていることから亀村と称されていた。
葛飾区亀有も低地を意味するという。
もともと、ここは『亀梨』『亀無』と呼ばれていて、水につかると、土地の高いところだけが亀の甲羅のように水面に出る場所でした。
柴又(元は「嶋又」であった)は、「水が嶋を避けるように二股になって流れていたという地形を暗示する地名です。
浅草は、浅瀬の川沿いに草が生えていたという意味。
お台場は、地盤は緩く液状化しやすい。
汐留は、外から入ってくる汐を止める堤防があったことに由来。
日本橋・京橋は、日本橋は魚河岸があったことで知られますが、河岸とは船着き場で、日本橋も京橋も埋め立て地なのです。

0 Comments

Post a comment