年間値幅8円程度に収まったドル円相場 2020年はどうなる?

2019年のドル円相場は、1月3日に約4円もの急落に見舞われる慌ただしい幕開けとなりましたが、年間通して見れば、極端な円安または円高に移行することなく推移しました。
今年のドル円は春頃に最高値1ドル=112円40銭近辺に達したのち、夏場にかけて1ドル=104円台まで下落。
秋口にかけては主に1ドル=108~109円台を行ったり来たりする展開に終始しました。
ドル円の年間の値幅は平均16円程度といわれていますが、今年は8円程度に収まり、またここ数年は10円以内で推移していることからも、ボラティリティ(変動率)が比較的小さい通貨ペアとなった印象です。

2020年のドル円相場は、消費増税後から2020年の春にかけて、ゆっくりと円安に移行すると予想しています。
過去の消費増税局面でも円安に推移してきた点や、消費税アップは実質的な円の価値を低下させるなどの要素に加え、チャート分析からも中長期的に円安トレンドに移行すると考えられたためです。

2019年の為替相場は米中貿易戦争にも振り回された1年といえます。
12月に米中貿易協議の第1段階合意が発表され、ひとまず進展の兆しを見せました。
ムニューシン米財務長官は「すでに第2段階の合意を目指して動き始めている」とも発言しており、年末で米中の協議が急に早まったように思えます。
これは2020年に控える米大統領選を見据えた政治的策略もあるのでしょう。

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