今朝の5本 Bloombergニュース 2021年2月3日

「悪いリセッション(景気後退)」予想は1年で、「ゴルディロックス(適温経済)」予想に変わりました。
米銀JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は昨年の株主宛て書簡で、「2008年の危機と同様の金融ストレスを伴う悪いリセッション」を警告していました。
前例のない規模の金融・財政政策がこの変化を後押ししたことは明白ですが、ワクチン普及にもかかわらず感染例が増えている現状に加えて、増税やインフレへの警戒もあります。
危機に強い米国を称賛するのはまだ早いかもしれません。

「しばらくかかる」

米連邦公開市場委員会(FOMC)が3月16、17両日に開いた会合の議事要旨には、「最大限の雇用と物価安定に向け一段と顕著な進展が実現するには、しばらく時間がかかる公算が大きいだろうと参加者らは認識した」と記された。

恩恵>リスク

英国はアストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンを30歳未満に投与しないよう勧告した。同国および欧州の医療当局は、アストラ製ワクチンとまれな脳血栓症との間に因果関係が存在し得ると指摘しつつ、同ワクチン接種による恩恵はそのリスクより大きいとの見解で一致している。

2.5兆ドル

イエレン米財務長官はバイデン政権による新たな法人税制案について、全ての米国在住者にとってより公平なものになると発言。

ずっと先の話

シカゴ連銀のエバンス総裁は米長期国債利回りの最近の上昇について、米経済の見通しが明るさを増していることを反映しているとし、重大視しない考えを示した。

長いブーム

JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、パンデミック後の経済ブームが2023年にかけても容易に続く可能性があると株主宛て年次書簡で述べた。

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