今朝の5本 Bloombergニュース 2021年7月15日

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は下院で、米経済はまだ資産購入縮小を開始できるほど回復していないと証言。
あおる市場を受け流すように、これまでの主張を繰り返しました。
インフレ高進に対しては打つ手がある、なお数百万人が職を失ったままだというこれまでの主張からすれば当然か。
米国債利回りは低下、主要株価指数は最高値近辺で推移しました。

なお程遠い

パウエルFRB議長は下院金融委員会で、「『一段と顕著な進展』の基準到達にはなお程遠いものの、進展は継続すると連邦公開市場委員会(FOMC)参加者はみている」と証言。ただ、大規模な資産購入縮小を開始できるだけの進展はまだ見せていないと指摘した。

トランプ政権から変わらず

イエレン米財務長官と財務省スタッフには、中国との定期的な経済対話を復活させる計画はない。米中包括経済対話(CED)はブッシュ、オバマ両政権時代に行われてきたが、トランプ政権下で中断。それが当面は続く見込みだ。

シティは純利益6倍

シティグループの4-6月(第2四半期)は、株式トレーディングと投資銀行業務が好調で、債券トレーディングとクレジットカード部門の弱さを補った。

米PPIも加速

6月の米生産者物価指数(PPI)は前月比1%上昇。市場予想(0.6%上昇)を上回る伸びとなった。

「力強さ増す」

FRBが公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によれば、米経済は回復ペースが加速した。

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