Bloombergの厳選ニュース 2022年2月2日

バイデン米大統領が掲げる2兆ドル規模の経済法案について、民主党中道派の議員が議会通過にかなり悲観的な見解を示しました。くしくも同じ2兆ドル規模の景気対策法案が可決され、連邦公開市場委員会(FOMC)が大幅緊急利下げを実施した2020年3月に米国株は底を打ち、S&P500種株価指数はその後2倍余りになる上昇を遂げました。今年3月の大幅利上げにこそ慎重な声が金融当局者の間から聞かれるものの、利上げ路線に変わりはなく、財政からの起爆剤がないと株価が再び騰勢を強めるのは難しそうです。

死に体

米民主党のマンチン上院議員は、バイデン大統領が成立を目指す約2兆ドル(約230兆円)規模の税制・支出法案「ビルド・バック・ベター」について、法案の中核部分を復活させるためには協議を最初からやり直す必要があると指摘した。

確信持てず

フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、今年4回の25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利上げを支持し、インフレ抑制で必要とあればさらに多く引き上げることにも反対しない考えを示した。

3カ月連続の低下

米供給管理協会(ISM)が発表した1月の製造業総合景況指数は3カ月連続で低下し、2020年11月以来の低水準となった。新型コロナウイルスの感染急拡大で活動拡大の勢いがやや衰えた。

8年ぶりの大幅利益

米石油大手エクソンモービルはエネルギー価格の広範な上昇を背景に、2021年10-12月(第4四半期)決算で利益がほぼ8年ぶりの高水準となった。

強気な見通し

米宅配大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)が発表した2022年見通しはアナリスト予想を上回った。値上げと強い配送需要が寄与した。

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