Bloombergの厳選ニュース 2022年5月26日

ロシア外債がデフォルト(債務不履行)と判断される可能性が高まってきました。猶予は1カ月ありますが、来月には今月の約4倍に相当する債務支払いが控えています。プーチン大統領の健康不安説やウクライナの反転攻勢観測も根強く、ロシア情勢は激動の夏になるかもしれません。

デフォルトの恐れ

ロシアはドル建て外債の支払いをルーブルで実行する意向を表明した。米国は前日、これまで在米のロシア債保有者への債務履行を可能にしてきた制裁免除の特例措置が25日に失効することを確認している。ルーブルでの支払いは規約違反となり、30日の猶予期間に入った後、デフォルトに相当すると判断される可能性がある。

積極利上げがもたらす柔軟性

米連邦公開市場委員会(FOMC)が3-4日に開いた会合では、今後2回の会合で0.5ポイントずつの利上げが必要だとの認識で大部分の当局者が一致した。25日公表された議事要旨で明らかになった。

2020年よりも深刻

中国の李克強首相は同国経済について、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が世界を襲った2020年よりも幾つかの側面で悪化しているとの見方を示した。

警鐘

欧州中央銀行(ECB)は最新の金融安定報告書で、ロシアのウクライナ侵攻に伴う商品価格上昇と景気減速が重なり、ユーロ圏内で一部企業が過度な負担を抱えるリスクがあると警鐘を鳴らした。

ビットコイン8000ドルに

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード最高投資責任者(CIO)は暗号資産(仮想通貨)のビットコインについて、8000ドルに下落すると予想した。仮想通貨は「粗野な連中」の市場になっているとも述べた。

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