Bloombergの厳選ニュース 2022年5月30日

米国のメモリアルデー(5月最終月曜日)はバーベキューシーズンの幕開けを告げる日でもあります。しかし、牛肉や鶏肉の価格が高騰している今年は様相が異なります。屋外で肉を焼くためのプロパンガスも値上がりしており、「消費者はステーキやチキンの代わりにパスタやピザを食べるかもしれない」と話す専門家も。31日にコンファレンスボードが発表する5月の消費者信頼感指数は前月から一段の低下が見込まれています。

肩落とす労働者

この1年は大幅昇給で気前の良さを見せてきた米企業だが、これ以上の増額は利益を圧迫すると警戒するようになっている。労働者にとっては残念な状況だが、40年ぶりの強力なインフレ退治を目指す米連邦準備制度理事会(FRB)にとっては歓迎される動きだ。

経済支援に本腰

上海市当局は新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)で影響を受けた経済を立て直すため、8分野の計50項目に上る政策措置を打ち出した。企業への一部税還付を実施するほか、6月から全ての製造業者が生産を再開することを認めた。

異例の前線視察

ウクライナのゼレンスキー大統領が北東部ハルキウ地域の軍部隊を訪れた。戦況について報告を受けたほか、軍関係者に勲章を授与。激しく損壊したアパートなども見て回った。ゼレンスキー氏が首都キーウを離れるのは異例。

米株は底入れか

5月も終わりに近づく中、前週の米株市場は週間での連続安に歯止めがかかった。投資家の間では、今年に入ってから最悪の相場下落局面は脱したのではないかとの見方も出ている。

強気相場は終了

ゴールドマン・サックス・グループは、EVなどに使用される主要バッテリーメタルのコバルト、リチウム、ニッケルについて、今後2年間は相場下落が見込まれるとの見方を示した。長期のEV需要を見越した投資急増が供給過剰を招いているという。

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