Bloombergの厳選ニュース 2022年6月1日

米テキサス州の小学校で児童19人を含む21人が殺害された銃乱射事件。犯行に使われた銃を製造している企業は自社のウェブサイトで「この悲劇を深く哀しみ、当局の捜査に協力していく」とポップアップ画面で表示しています。しかし、同じサイト上には「バイ・ナウ・ペイ・レイター(BNPL)」という後払い決済サービスの案内も。銃購入の容易さ、いったん売ってしまえば使用目的を厳しく問うわけではない米国の暗部をあらためて浮き彫りにしています。

責任の所在

バイデン米大統領はホワイトハウスにパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長を迎えて会談。バイデン氏はFRBの独立性を尊重すると表明すると同時に、11月の中間選挙を控えて問題化している数十年ぶりの高インフレについて、その責任をFRBに転嫁した。

予想を上回る伸び

ユーロ圏のインフレ率は5月に過去最高となった。最低水準にある政策金利の速やかな引き上げを巡り、欧州中央銀行(ECB)での議論は激しさを増すとみられる。

家計を圧迫

米民間調査機関のコンファレンスボードが発表した5月の米消費者信頼感指数は106.4と、2月以来の低水準となった。

景気後退入り懸念せず

著名投資家ジョージ・ソロス氏のファミリーオフィス「ソロス・ファンド・マネジメント(SFM)」のドーン・フィッツパトリック最高経営責任者(CEO)兼最高投資責任者(CIO)は、近い将来にリセッション(景気後退)入りするとは懸念していない。

ロシア産ガス禁輸、一段と難航も

欧州連合(EU)臨時首脳会議はロシア産石油の部分的禁輸で合意し、終了。反対していたハンガリーを説得して合意にこぎ着けたが、次の措置としてロシア産天然ガスを制裁対象に加えるかどうかを巡り、既に意見の相違が目立っている。

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