Bloombergの厳選ニュース 2022年6月28日

ドイツ南部エルマウで26日開幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、ロシア産石油価格に上限を設定する方法を議論することで合意する見通しです。ただ、現時点では構想にとどまり、上限設定の時期についてはめどが立っていません。一方、ベーカー・ヒューズが24日発表した米国で稼働中の原油リグ(掘削装置)数は594まで回復しましたが、新型コロナウイルスがパンデミックとなった2020年3月初旬の682を下回ったままです。高インフレの主な要因の1つである原油高の抑制は容易ではなさそうです。

上限設定

G7サミットはロシア産石油価格に上限を設定するという共通の目的に向かって首脳間の調整が進む可能性が高い。

一時的な上昇

ウォール街の著名な弱気派の1人、モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏は米国株について、現在の上昇局面が続き、S&P500種株価指数がさらに5ー7%上昇する可能性があると予想した。

ブルウィップ効果

著名投資家のマイケル・バーリ氏は小売りセクターで「ブルウィップ効果」が起きており、米利上げや量的引き締めの反転につながる可能性があるとツイッターへの投稿で示唆した。

まるで鹿

ウォール街のアナリストは米企業業績で強気予想を堅持しているが、モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのリサ・シャレット最高投資責任者(CIO)は「エコノミストが国内総生産(GDP)のトップダウン経済予想を下げ始めているにもかかわらず、ファンダメンタル・アナリストは数字をどう扱っていいか分からず、まるでヘッドライトに照らされた鹿のように立ちすくんでいる」と語った。

ショッピングモール炎上

ウクライナ中部のショッピングモールにロシア軍のミサイルが命中し、モールは炎上した。

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