Bloombergの厳選ニュース 2022年8月26日

昨年のジャクソンホールでパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が行ったスピーチと、当日の米市場を振り返ってみます。米国株式相場は反発し過去最高値を更新、米国債も上昇、ドルが反落。テーパリングの早期開始を支持する声が事前に相次いだものの、パウエル氏は恐れていたほどタカ派的ではなかったと市場は受け止めました。「本当に見ていなくてはならないのは経済データだ」と当時述べたのは、ワシントン・クロッシング・アドバイザーズのケビン・キャロン氏。26日にはパウエル氏が講演する1時間半前に、米金融当局がインフレ目標の基準値とする個人消費支出(PCE)総合価格指数が発表されます。

大きなギャップ

米経済成長に関する2つの主要指標、国内総生産(GDP)と国内総所得(GDI)は2022年上期にそれぞれ異なる方向を示した。リセッション(景気後退)を巡る議論をさらに複雑にするものだ。

利上げ継続を

米金融当局者が相次ぎ利上げ継続の必要性を強調した。ただ、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅については明言を避けている。

織り込み不足

ヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツのグレッグ・ジェンセン共同最高投資責任者(CIO)は、実体経済と整合していない株式相場には著しい下落の余地があると指摘した「資産市場の価値は全体として20-25%下落するだろう」と予想。

存在意義

30年以上の停止期間を経て2020年5月に発行が再開された米20年債は、魅力を高めようと取り組んできた米財務省の努力もむなしく、投資家の重要は鈍いままだ。20年債は20年10月、最長30年まである米国債の中で利回りが最も高くなり、政府にとって調達コストが最も高い年限になった。

価格転嫁

米企業の利益マージンを示す指標が1950年以来の高水準に達した。企業が顧客に請求する価格が、生産や労働のコストを上回るペースで上昇していることを示唆している。

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