Bloombergの厳選ニュース 2022年9月8日

米アップルが恒例の新商品お披露目イベントを開催。ラインナップは予想され、当日は「セル・ザ・ファクト(事実で売る)」の格言通り株価が下げることが多いイベントですが、今回は相場全体の上昇もあって0.9%高で取引を終えました。気になるのはお値段。アップルは一部の市場予想に反しiPhone(アイフォーン)スタンダードモデルの価格を据え置きました。とはいえ、安めだった「ミニ」がなくなり、数十年ぶりのインフレに直面する中で実質値上げと感じる人もいそうです。

11万円超のスマートフォン

アップルが7日、スマートフォンの最新モデル「iPhone14」シリーズを発表。カメラ機能がアップグレードされ、非常時用の衛星通信機能が追加された。スタンダードモデルの価格は799ドル(日本では税込み11万9800円から)で、今月16日に発売予定。画面サイズ5.4インチの「ミニ」はなくなり、6.7インチのモデルが新たに加わった。

インフレとの闘い

米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード副議長は7日、インフレを押し下げるため「必要な限り対応を続ける」と言明。政策金利を景気抑制的な水準まで引き上げ、当面その水準にとどめる必要があるとの見解を示した。

為替介入

米財務省は円相場の急落を止めるための為替介入に慎重な姿勢を堅持した。

サッチャー政権以来

英ポンドも下落した。7日の取引では一時1ポンド=1.14ドルちょうどに接近し、サッチャー政権時代の1985年以来の安値となった。

ガス不足

エネルギー企業の複数の幹部によると、欧州のガス不足は少なくとも2025年まで続く見通しだ。

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