Bloombergの厳選ニュース 2022年9月22日

3会合連続で0.75ポイント利上げを決めたこと以上に重要なのは、米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の経済予測が変わった点だと、ブルームバーグ・エコノミクス(BE)は指摘しています。今回、メンバーの約3分の2が政策金利のピークについて、市場が織り込んでいた4.5%よりも高い水準となり、来年到達するとみていることが分かりました。また、そうした引き締めが来年の景気後退入りを招くと参加者は認識していることも示唆されたと、BEでは分析しています。

より積極的な軌道示唆

FOMCは主要政策金利を3会合連続で0.75ポイント引き上げることを決定。今後の利上げについては、従来予想より積極的な軌道を描くことになるとのシグナルを発した。フェデラルファンド金利の誘導目標は3-3.25%となった。これは2008年初め以来の高水準。また、FOMC参加者の四半期予測の中央値によれば、当局者らは政策金利について今年末までに4.4%、23年中に4.6%に上昇すると見込んでいる。次回11月の会合で4回連続となる0.75ポイント利上げが選択肢となり得ることを示唆している。

孫社長、近く韓国で協議

ソフトバンクグループの孫正義社長が近く韓国を訪問し、傘下の英半導体設計会社アームを巡る戦略的提携でサムスン電子と協議することが分かった。

7カ月連続の減少

8月の米中古住宅販売件数は、7カ月連続の減少となった。住宅ローン金利上昇が物件の取得しやすさに影響を及ぼす状況が続いている。販売件数は前月比0.4%減の年率480万戸と、2020年5月以来の低水準。7カ月連続の減少は、07年に米住宅市場が崩壊して以降で最長だ。

利払い撤廃を検討

英政府がイングランド銀行(英中央銀行)の量的緩和(QE)に変更を加えることを検討していることが分かった。トラス政権は、市中銀行がイングランド銀に預け入れる預金の一部に対する利払いの撤廃を検討。

ホールセールから仮想通貨へ

野村ホールディングスのトレーディングおよび投資銀行業務責任者のスティーブン・アシュレー氏がその役割を退き、同社の暗号資産(仮想通貨)事業に転身する。

0 Comments

Post a comment