Bloombergの厳選ニュース 2022年9月27日

英政府が23日に新たな財政政策を発表して以降、荒い動きが続く市場を落ち着かせようと、イングランド銀行(英中央銀行)が声明を発表しましたが、一部にあった緊急利上げの臆測が外れる格好となり、ポンドは再び売られました。英国が2016年6月の国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択して以来、ポンドはおおむね1ポンド=1.2-1.4ドルのレンジに切り下がりましたが、現在のパリティー(等価)が意識される展開は新たなレンジ形成につながるかもしれません。第1次世界大戦時、5ドル近くにあったポンド。その長期的な下落基調は英国の衰退を示しているのでしょうか。

必要なだけ

イングランド銀行のベイリー総裁は声明で、金融市場の動向を「極めて注意深く」監視していると表明。政策担当者は「インフレ率を中期で持続的に2%の目標に戻すため、必要なだけの金利変更をちゅうちょしない」と明言した。

英国株安も予想

マクロヘッジファンド運営EDLキャピタルの創業者、エドゥアール・ドラングラード氏は、イングランド銀行がポンドと英債券市場を安定させるため行動を迫られるとの見方を示した。

現金積み上げ

米金融当局のタカ派姿勢が誘発した嵐があらゆる資産クラスで吹き荒れる中、投資家はその嵐から逃れる場所として現金に向かっている。

耐えがたい状況

最近のドル高は株式などのリスク資産を「耐えがたい状況」に追い込んでおり、このように強いドルは過去において、金融あるいは経済の危機につながったとモルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏は指摘した。2000年のハイテク株バブルの終了や、08年の世界金融危機、12年のソブリン債危機に言及し、「そのような『イベント』を予測するのは難しいが、それが起こる環境は整っている」とリポートで説明した。

初講演

ボストン連銀のコリンズ総裁は、就任後初となる講演で、根強い高インフレを抑制するため一段の政策引き締めが必要だとした上で、その過程で一定の失業が生じることは避けられないとの認識を示した。

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