Bloombergの厳選ニュース 2022年10月31日

「75ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)ペースで走らされるランニングマシーンを降りたいのはやまやまだが、それにはまずインフレの数値が下がり始めなくてはならない」とフェデレーテッド・ハーミーズのドナルド・エレンバーガー氏は連邦公開市場委員会(FOMC)の立場をこう分析しています。11月2日のFOMC声明に盛り込まれる表現や、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を市場がどう受け止めようと、それは4日の10月米雇用統計次第である程度追認されるか、もしくは後退する可能性があります。現時点でのエコノミスト予想では非農業部門雇用者数が19万5000人増への減速、失業率が3.6%への上昇となっています。

ブラジル

ブラジル大統領選挙の決選投票が締め切られた。現職ボルソナロ大統領と左派のルラ元大統領による全く異なるビジョンの一騎打ちは、現在結果待ちの状態。

20行に呼びかけ

スイスの銀行クレディ・スイス・グループは40億ドル(約5870億円)規模の増資計画について、少なくとも銀行20行にシンジケートへの参加を打診した。

5%が天井か

ゴールドマン・サックス・グループは米金融当局が政策金利を5%まで引き上げると予想。従来予想より0.25ポイント引き上げた。

帰省ラッシュ

中国鄭州市にある米アップル最大の「iPhone」製造工場で、急きょ導入された新型コロナウイルス対策から逃れようと、出稼ぎ労働者らの脱出が始まっている。iPhoneを受託生産するフォックスコン・テクノロジー・グループの工場では、従業員20万人の多くがこの対策で不自由な生活を強いられている。

ブーメラン

ドル高は米経済見通しにマイナスの影響を及ぼす可能性が高く、米金融当局が最終的に金利をどこまで引き上げるのかを変える可能性もあると、ブルームバーグが調査したエコノミストらはみている。エコノミストの半数近くは、ドル高による国外への影響が向こう18カ月に米国に舞い戻ってきて金融政策に影響を及ぼす可能性は、幾分か高い、もしくは非常に高いと回答した。

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