アベノミクスの副作用 その2
二つ目のポイントは賃金。
賃金が上がらなければ、人々の生活水準は高まらない。
円安で輸入品の値が上がり、暮らしは圧迫され、ガソリン価格は1リットル当たり、アッと言う間に150円台に跳ね上がった。
原子力発電は停止し、発電は輸入エネルギー頼みの状態で、円安は輸入エネルギー価格を引き上げ、電気料金の値上げを通じて、家計を直撃する。
日本の食糧自給率は、わずか40%程度。
食料品のほとんどは輸入に頼っている。
デフレ経済で給与が引き下げられても、物価が上昇せずに円高だったことで、食料品の価格は生活を支えるほどの低価格を保ってきた。
しかし、円安により輸入物価が上昇すれば、立ち食いうどんも、ハンバーガーも値上がりする。
若者層を中心とした低所得者層を“貧困層”に突き落とす可能性すらある。
円安による影響でエネルギーや食料品価格が上昇するので、消費者物価が2%上昇する可能性はある。
しかし、安倍首相が求める「デフレ脱却における消費者物価の2%上昇」は輸入インフレ部分を含んでいない。
本来の安倍政権が目指す物価上昇に輸入インフレが上乗せされ、2%以上の物価上昇の可能性がある。
物価の上昇に見合うだけ、賃金が上昇すれば問題はないが、そんなことはあろうはずもない。
デフレ脱却、景気回復のための物価上昇などと悠長な場合ではなく、物価上昇が確実に家計を蝕み、生活苦という病魔を植え付けるかもしれない。
一部大手企業を除けば、賃金上昇は期待薄である。
ガソリン、電気代、資材、食材などのコストが跳ね上がるので企業は人件費を抑える可能性が高い。
給料が上がらず物価だけ上がるスタグフレーションの現実味も増してきている。
賃金が上がらなければ、人々の生活水準は高まらない。
円安で輸入品の値が上がり、暮らしは圧迫され、ガソリン価格は1リットル当たり、アッと言う間に150円台に跳ね上がった。
原子力発電は停止し、発電は輸入エネルギー頼みの状態で、円安は輸入エネルギー価格を引き上げ、電気料金の値上げを通じて、家計を直撃する。
日本の食糧自給率は、わずか40%程度。
食料品のほとんどは輸入に頼っている。
デフレ経済で給与が引き下げられても、物価が上昇せずに円高だったことで、食料品の価格は生活を支えるほどの低価格を保ってきた。
しかし、円安により輸入物価が上昇すれば、立ち食いうどんも、ハンバーガーも値上がりする。
若者層を中心とした低所得者層を“貧困層”に突き落とす可能性すらある。
円安による影響でエネルギーや食料品価格が上昇するので、消費者物価が2%上昇する可能性はある。
しかし、安倍首相が求める「デフレ脱却における消費者物価の2%上昇」は輸入インフレ部分を含んでいない。
本来の安倍政権が目指す物価上昇に輸入インフレが上乗せされ、2%以上の物価上昇の可能性がある。
物価の上昇に見合うだけ、賃金が上昇すれば問題はないが、そんなことはあろうはずもない。
デフレ脱却、景気回復のための物価上昇などと悠長な場合ではなく、物価上昇が確実に家計を蝕み、生活苦という病魔を植え付けるかもしれない。
一部大手企業を除けば、賃金上昇は期待薄である。
ガソリン、電気代、資材、食材などのコストが跳ね上がるので企業は人件費を抑える可能性が高い。
給料が上がらず物価だけ上がるスタグフレーションの現実味も増してきている。