ウォン高 深刻化する影響
ウォン高の恐怖が現実になった。
旅行関連の業種では、円安の影響を受け、日本の観光客が激減している。
韓国国内の中小輸出業社向けの調査では、回答企業の93%がウォン高騰の打撃を受けていると答えた。
中でも、日本との競合業種である家電や自動車の場合はさらに顕著で、アンケートに答えた企業の100%が損失を免れられないと回答している。
自動車製造業大手の現代自動車でも、営業利益が11.7%と減少している。
海外市場では日本との価格逆転現象が起きる品目が現れた。
韓国の100大輸出品のうち日本と競合関係にある製品は約半分の49品目に達する。
このうち電子・IT業種を除くと、ほとんどの製品は日本より安い価格が競争力である。
韓国は過度な貿易依存型の経済であり、貿易依存度(対GDP比貿易額)が113.2%にまで達している。
日本の貿易依存度が25%くらいなので、為替の変動による影響はとても大きい。
主力輸出品目である一般機械が15.1%、鉄鋼が10.5%、船舶が40.3%などウォン高で2けたの輸出減少率を記録した。
特に、苦しい状況になったのは自動車業界。円に対するウォンの価値が10%上がれば自動車輸出額は12%減る。
輸出企業の損益分岐点は1ドル=1070ウォン(本日1180)というのが韓国での定説のため、ウォン高が続けば輸出産業にとっては大打撃だ。
しかも、為替相場の変動が時差を置いて影響を及ぼすというJカーブ効果を考えると、ウォン高は韓国の輸出だけでなく今年の経済成長率の足を引っ張る公算が大きい。
旅行関連の業種では、円安の影響を受け、日本の観光客が激減している。
韓国国内の中小輸出業社向けの調査では、回答企業の93%がウォン高騰の打撃を受けていると答えた。
中でも、日本との競合業種である家電や自動車の場合はさらに顕著で、アンケートに答えた企業の100%が損失を免れられないと回答している。
自動車製造業大手の現代自動車でも、営業利益が11.7%と減少している。
海外市場では日本との価格逆転現象が起きる品目が現れた。
韓国の100大輸出品のうち日本と競合関係にある製品は約半分の49品目に達する。
このうち電子・IT業種を除くと、ほとんどの製品は日本より安い価格が競争力である。
韓国は過度な貿易依存型の経済であり、貿易依存度(対GDP比貿易額)が113.2%にまで達している。
日本の貿易依存度が25%くらいなので、為替の変動による影響はとても大きい。
主力輸出品目である一般機械が15.1%、鉄鋼が10.5%、船舶が40.3%などウォン高で2けたの輸出減少率を記録した。
特に、苦しい状況になったのは自動車業界。円に対するウォンの価値が10%上がれば自動車輸出額は12%減る。
輸出企業の損益分岐点は1ドル=1070ウォン(本日1180)というのが韓国での定説のため、ウォン高が続けば輸出産業にとっては大打撃だ。
しかも、為替相場の変動が時差を置いて影響を及ぼすというJカーブ効果を考えると、ウォン高は韓国の輸出だけでなく今年の経済成長率の足を引っ張る公算が大きい。