金融機関が「融資NG」を決めるポイント
希望を持って起業しても、会社の6割は1年で倒産するという厳しい現実があります。
長期にわたって安定した経営をするためには、借り入れが不可欠です。
正しい自己資金とそうでない自己資金の違い
自己資金については、額だけでなく中身も問われます。
むしろ中身こそがシビアにチェックされます。
同じ額でも自分で貯めたのか、あるいは他人から借りたのか、入手ルートによっても、融資の審査では評価が異なります。
多額の資金が口座にあったとしても、自己資金とさえ認められないこともあります。
つまり、自己資金には正しい自己資金とそうでない自己資金があります。
もっとも評価が高いのは、自分でコツコツと貯めたお金です。
金融機関は、自己資金をチェックする際に、通帳原本を必ず確認します。
そこで見るのは貯まっている額だけではなく、お金の貯め方のプロセスをチェックしています。
ここで毎月、コツコツ定額が積み上がっている状態であれば、毎月の返済もしっかり実践してくれることが期待できます。
融資した資金も、ムダに散財することなく、計画性を持ってビジネスの成長に生かしていくだろうと判断されるわけです。
自分で貯めた資金に次いで、評価が高いのが一緒に住んでいる家族、配偶者の預金です。
生計を一にしている配偶者が、万が一の際に自身の預金を提供することが可能ということは、起業に協力的であると判断されます。
二人で協力しあって、コツコツとお金を貯めてきたケースならば、さらに評価が高まります。
目的をもって計画的にお金を貯めてきた人の数が一人よりも二人のほうが、お金を貸す側としても返済される可能性が高まり、安心できるわけです。
一方、通帳にいくら相応の金額があったとしても、認められない自己資金があります。
つまり“正しくない自己資金”です。
その代表が通称「見せ金」です。
見せ金とは、相手を信用させるために、文字どおり“見せる(ためだけの)お金”を意味します。
十中八九「見せ金」は見破られます。

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長期にわたって安定した経営をするためには、借り入れが不可欠です。
正しい自己資金とそうでない自己資金の違い
自己資金については、額だけでなく中身も問われます。
むしろ中身こそがシビアにチェックされます。
同じ額でも自分で貯めたのか、あるいは他人から借りたのか、入手ルートによっても、融資の審査では評価が異なります。
多額の資金が口座にあったとしても、自己資金とさえ認められないこともあります。
つまり、自己資金には正しい自己資金とそうでない自己資金があります。
もっとも評価が高いのは、自分でコツコツと貯めたお金です。
金融機関は、自己資金をチェックする際に、通帳原本を必ず確認します。
そこで見るのは貯まっている額だけではなく、お金の貯め方のプロセスをチェックしています。
ここで毎月、コツコツ定額が積み上がっている状態であれば、毎月の返済もしっかり実践してくれることが期待できます。
融資した資金も、ムダに散財することなく、計画性を持ってビジネスの成長に生かしていくだろうと判断されるわけです。
自分で貯めた資金に次いで、評価が高いのが一緒に住んでいる家族、配偶者の預金です。
生計を一にしている配偶者が、万が一の際に自身の預金を提供することが可能ということは、起業に協力的であると判断されます。
二人で協力しあって、コツコツとお金を貯めてきたケースならば、さらに評価が高まります。
目的をもって計画的にお金を貯めてきた人の数が一人よりも二人のほうが、お金を貸す側としても返済される可能性が高まり、安心できるわけです。
一方、通帳にいくら相応の金額があったとしても、認められない自己資金があります。
つまり“正しくない自己資金”です。
その代表が通称「見せ金」です。
見せ金とは、相手を信用させるために、文字どおり“見せる(ためだけの)お金”を意味します。
十中八九「見せ金」は見破られます。

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法人で借りる場合、資本金がすぐに通帳から引き出されていたりすると“見せ金”と判断されるためNGです。
新たに法人口座を作って、個人の預金口座から資本金を入金する場合、そのお金の流れも見られます。
法人口座に入金されたお金が果たして自分で貯めたものなのか、見せ金ではないのか。
法人口座と個人口座両方の通帳の提出が求められます。
通帳を提出する際には、税金や公共料金を滞納せずに払っているかも確認されます。
通帳は、最低でも半年分はチェックされますので、入出金ともに事前対策が肝心です。
金融機関の担当者は審査の現場に何度も立ち合ってきたプロですから、付け焼刃の小細工は簡単に見破られます。
そして、公庫の審査で一度断られると、しばらくの間は融資を受けたいと思っても門前払いされ、審査にこぎつけることさえ難しくなります。
新たに法人口座を作って、個人の預金口座から資本金を入金する場合、そのお金の流れも見られます。
法人口座に入金されたお金が果たして自分で貯めたものなのか、見せ金ではないのか。
法人口座と個人口座両方の通帳の提出が求められます。
通帳を提出する際には、税金や公共料金を滞納せずに払っているかも確認されます。
通帳は、最低でも半年分はチェックされますので、入出金ともに事前対策が肝心です。
金融機関の担当者は審査の現場に何度も立ち合ってきたプロですから、付け焼刃の小細工は簡単に見破られます。
そして、公庫の審査で一度断られると、しばらくの間は融資を受けたいと思っても門前払いされ、審査にこぎつけることさえ難しくなります。