ゴルフセミナー
GOLFZON インドアゴルフビジネスセミナーに参加してきた。
GOLFZONといっても一般にはなじみのない会社だが、世界最大のシュミレーションGOLFの製造メーカーである。
本社は韓国にあり、2000年創業の新しい会社。
シュミレーションGOLFは、当初イギリスやアメリカのメーカーが中心だったが、今では韓国の会社がほとんどである。
GOLFZONは累計設置台数22,000台/5000店舗(2012年12月現在)、世界シェアーの約65%を占めている。
最も大部分は韓国内の設置(推定20,000台)で、韓国内では80%を超える圧倒的な巨大メーカーである。
日本では、2008年発売開始、2009年にはGOLFZON JAPAN㈱を設立し、本格的な事業展開を試みている。
日本でもNo.1シュミレーターで40%弱のシェアーであるが、累計設置台数は450台程度/200店舗に留まっている。
推計すると、日本のシュミレーションGOLFの累計設置台数は1100台/500店舗となる。
しかも、累計設置台数は下取りした中古機器も含まれ、すでに廃業した店舗もあるので、1000台/400店舗が実態と思われる。
日本では、シュミレーションゴルフの普及に苦戦している。
今回のセミナーでは、直営2店の経営データが明らかにされた。
GP江坂(大阪 吹田市 駅前2階 100坪) シュミレーター7台のゴルフバー
月平均売上4,000,000円 来場客 月1220名(昨年より300名減)
日比谷アカデミー(千代田区 180坪) シュミレーター14台のゴルフ練習場
2012年10月オープン、会員数400名(13年4月現在)、売上は月500万円程度と推計される。
詳細な稼働状況等の説明があったが、一見して判るのは、両店ともかなりの赤字である。
その他3店計5店舗運営しているが、シュミレーターの販売促進およびゴルフの新たな形を模索する実験店として位置づけているのであろう。
最後に参加者から、必要な投資金額について質問があった。
「ゴルフバーの場合、シュミレーターは3台は必要で、坪数60坪、内装25万/坪で最低3,500万必要、シュミレーターの売上は100万円/月・台なので5年で回収できます。
練習場の場合、シュミレーターは5台は必要で、投資費用は一概に言えないが、4000万円は必要と思われ、回収は5年以上かかります。」
非常にふざけた回答である。
直営のGP江坂店でもシュミレーター7台で月400万円の売上、台当たり57万円しかない。
この売上だと月170万円となり、回収どころか赤字がどんどん累積していくことになる。
しかも、9H 2000円、1R 3500円の料金設定は気軽に利用できる金額ではないので、この売上達成も難しいと予想できる。
日比谷アカデミーにしても、会員は月額10500円で、1日1時間利用可能との破格の金額で会員を募集し、練習場を運営している。
現在の推定売上500万円では、日比谷公園・皇居隣接の立地なので家賃・光熱費を補うのが関の山だろう。
しかも、19時~22時の時間は既に予約が取りづらく、会員からクレームが出始めている。
そうすると現在の会員数400名から大幅な増員は不可能となり、破綻のビジネスモデルである。
あくまで自社製品販促の広告店舗だから成り立っているにすぎない。
GOLFZONといっても一般にはなじみのない会社だが、世界最大のシュミレーションGOLFの製造メーカーである。
本社は韓国にあり、2000年創業の新しい会社。
シュミレーションGOLFは、当初イギリスやアメリカのメーカーが中心だったが、今では韓国の会社がほとんどである。
GOLFZONは累計設置台数22,000台/5000店舗(2012年12月現在)、世界シェアーの約65%を占めている。
最も大部分は韓国内の設置(推定20,000台)で、韓国内では80%を超える圧倒的な巨大メーカーである。
日本では、2008年発売開始、2009年にはGOLFZON JAPAN㈱を設立し、本格的な事業展開を試みている。
日本でもNo.1シュミレーターで40%弱のシェアーであるが、累計設置台数は450台程度/200店舗に留まっている。
推計すると、日本のシュミレーションGOLFの累計設置台数は1100台/500店舗となる。
しかも、累計設置台数は下取りした中古機器も含まれ、すでに廃業した店舗もあるので、1000台/400店舗が実態と思われる。
日本では、シュミレーションゴルフの普及に苦戦している。
今回のセミナーでは、直営2店の経営データが明らかにされた。
GP江坂(大阪 吹田市 駅前2階 100坪) シュミレーター7台のゴルフバー
月平均売上4,000,000円 来場客 月1220名(昨年より300名減)
日比谷アカデミー(千代田区 180坪) シュミレーター14台のゴルフ練習場
2012年10月オープン、会員数400名(13年4月現在)、売上は月500万円程度と推計される。
詳細な稼働状況等の説明があったが、一見して判るのは、両店ともかなりの赤字である。
その他3店計5店舗運営しているが、シュミレーターの販売促進およびゴルフの新たな形を模索する実験店として位置づけているのであろう。
最後に参加者から、必要な投資金額について質問があった。
「ゴルフバーの場合、シュミレーターは3台は必要で、坪数60坪、内装25万/坪で最低3,500万必要、シュミレーターの売上は100万円/月・台なので5年で回収できます。
練習場の場合、シュミレーターは5台は必要で、投資費用は一概に言えないが、4000万円は必要と思われ、回収は5年以上かかります。」
非常にふざけた回答である。
直営のGP江坂店でもシュミレーター7台で月400万円の売上、台当たり57万円しかない。
この売上だと月170万円となり、回収どころか赤字がどんどん累積していくことになる。
しかも、9H 2000円、1R 3500円の料金設定は気軽に利用できる金額ではないので、この売上達成も難しいと予想できる。
日比谷アカデミーにしても、会員は月額10500円で、1日1時間利用可能との破格の金額で会員を募集し、練習場を運営している。
現在の推定売上500万円では、日比谷公園・皇居隣接の立地なので家賃・光熱費を補うのが関の山だろう。
しかも、19時~22時の時間は既に予約が取りづらく、会員からクレームが出始めている。
そうすると現在の会員数400名から大幅な増員は不可能となり、破綻のビジネスモデルである。
あくまで自社製品販促の広告店舗だから成り立っているにすぎない。